ウォークマンとIpodの違いを徹底比較!歴史的勝敗と現在
ウォークマンとIpodの違いを徹底比較!歴史的勝敗と現在の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
2000年代中盤、ポータブル音楽市場の勝敗は一度決したかのように見えました。当時、ソニーは著作権保護機能(MagicGateや独自のATRACフォーマット)へのこだわりや専用転送ソフト「SonicStage」の使い勝手の悪さが足枷となり、爆発的な使いやすさを誇るiTunesとiPodの組み合わせにシェアを奪われました。当時のスティーブ・ジョブズの手記や関係者の証言でも、ソニーのハード部門と音楽出版部門の利害対立がAppleに勝機をもたらしたと語られています。
しかし、その後の展開は劇的でした。Appleは2007年に初代iPhoneを発表した際、「ワイドスクリーンのiPod、携帯電話、インターネットコミュニケータの3つが1つになった」と宣言しました。つまり、Apple自身がiPodをiPhoneという巨大なプラットフォームへ飲み込ませる戦略をとったため、単体音楽プレーヤーとしてのiPodはその役割を終え、2022年の販売終了に至ったのです。
対してソニーは、スマートフォンの普及によって低価格帯のポータブルプレーヤー市場が消失することを見越し、早い段階で「ハイレゾ音源」を軸としたプレミアムオーディオ市場(DAP)へと舵を切りました。「スマートフォンでは決して鳴らせない圧倒的なダイナミックレンジと解像度」を求めるオーディオ愛好家や音楽ファンに向けて特化戦略を貫いたことこそが、ウォークマンが現在も独自の存在感を放ち続けている決定的な理由です。