ステロイドパルス療法の看護|見逃せない急変兆候と実践看護計画
ステロイドパルス療法の看護|見逃せない急変兆候と実践看護計画の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
急変を防ぐための防波堤となるのが、正確な薬剤調製と厳格な輸液速度管理です。メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム(ソルメドロール)は、専用溶解液または生理食塩液、5%ブドウ糖液を用いて完全に溶解・希釈します。結晶の析出や微粒子混入を避けるため、目視での完全溶解確認を怠ってはなりません。
投与速度については、「最低でも2時間以上かけてゆっくり点滴静脈内投与する」ことが鉄則です。急速静注を行うと、前述の不整脈だけでなく、急激な血管拡張によるショック、あるいは血管収縮による冠攣縮、全身の熱感や嘔気といった急性中毒様症状が引き起こされます。自然滴下での投与は体位変換やルートの屈曲で流速が乱れる危険が極めて高いため、病棟では輸液ポンプの使用を標準プロトコルとし、流量の誤設定防止に向けたダブルチェックを徹底します。