利益準備金とは?配当時に積立が義務付けられる理由と計算ルールを解説
利益準備金とは?配当時に積立が義務付けられる理由と計算ルールを解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
利益準備金の財務的な立ち位置を正確に把握するには、決算書の貸借対照表純資産の部に目を向ける必要があります。純資産は主に「株主資本」とそれ以外の項目で構成され、株主資本はさらに「資本金」「資本剰余金」「利益剰余金」に区分されます。
この中で利益準備金は、利益剰余金との関係においてその中核に位置付けられます。利益剰余金の内訳は、法的に拘束される「利益準備金」と、会社が比較的自由に処分できる「その他利益剰余金」の2つに分かれます。
「その他利益剰余金」の中には、任意の目的に応じて積み立てる任意積立金や、次期へ繰り越される繰越利益剰余金が含まれます。通常、株主配当はこの繰越利益剰余金を原資として支払われますが、配当を決議した瞬間に、その原資の一部が「その他利益剰余金」から拘束性の高い「利益準備金」へと振り替えられます。つまり、自由に使える利益の一部を、法律でロックされた安全枠へと移動させる構図です。