甲状腺がんで死亡した芸能人まとめ|生存率とおそるべき病型の真相
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国立がん研究センターの統計などによると、甲状腺がん全体の5年相対生存率は約94〜95%、10年生存率でも90%以上を維持しています。これほど高い数値を支えているのは、全体の9割以上を占める「甲状腺乳頭がん」や「濾胞(ろほう)がん」のおとなしい性質によるものです。
しかし、全体の1〜2%程度に存在する「甲状腺未分化がん」は、すべてのがんの中でも最悪クラスの悪性度を誇ります。正常な細胞の性質を完全に失った未分化がんは、週単位・月単位で腫瘍が急激に増大し、周囲の気管や食道へ急速に浸潤します。
未分化がんと確定診断された場合の平均余命は数ヶ月から半年程度とされ、1年生存率は20〜30%前後、5年生存率は10%未満にとどまります。「甲状腺がんなら安心」という世間の認識とは対極に位置する極めて過酷な病型であり、これが甲状腺がんで命を落とす大きな要因の一つとなっています。