現存する天守閣12選!なぜ残った?国宝五城の違いと見どころ徹底解剖

現存する天守閣12選!なぜ残った?国宝五城の違いと見どころ徹底解剖についての真相を徹底解説します。

城郭建築の象徴である天守閣ですが、現在「現存天守」と定義されているのは、江戸時代末期(幕末)までに建造され、一度も完全に失われることなく現代まで木造構造を維持し続けている12基のみです。これを城郭史・文化財保護の分野では「現存十二天守」と総称します。

日本列島の北は青森県から南は愛媛県・高知県まで点在しており、地域の地勢や築城された時代の軍事思想を色濃く反映しています。これらは文化財保護法により厳格に格付けされており、世界遺産にも登録されている姫路城をはじめとする5城が「国宝」、残る7城が国の「重要文化財」に指定されています。

現代の旅行者が天守を訪れる際、まず把握しておくべき「現存十二天守」の基本分類と所在地は以下の通りです。

区分城名(所在地)天守の構造・形式主な特徴と建築年代国宝五城姫路城(兵庫県姫路市)五重六階地下一階・連立式白漆喰総塗籠造の優美な外観。世界文化遺産松本城(長野県松本市)五重六階・連結複合式黒漆塗りの下見板張りが特徴。現存最古級の五重天守犬山城(愛知県犬山市)三重四階地下一階・複合式望楼型木曽川の断崖に建つ。日本最古級の天守様式を残す彦根城(滋賀県彦根市)三重三階地下一階・複合式望楼型切妻破風・入母屋破風・唐破風など多彩な破風の意匠美松江城(島根県松江市)四重五階地下一階・複合式望楼型2015年に国宝再指定。実戦重視の包板や通し柱構造重要文化財七城弘前城(青森県弘前市)三重三階・独立式層塔型現存十二天守で最北端に位置。江戸後期の再建天守丸岡城(福井県坂井市)二重三階・独立式望楼型笏谷石(しゃくだにいし)による石瓦葺き屋根が唯一無二備中松山城(岡山県高梁市)二重二階・複合式層塔型標高約430mに位置する日本唯一の現存山城天守丸亀城(香川県丸亀市)三重三階・独立式層塔型日本一の高さを誇る石垣群の頂に建つコンパクトな天守伊予松山城(愛媛県松山市)三重三階地下一階・連立式層塔型幕末(1854年)に再建された日本最後の完全な城郭建築宇和島城(愛媛県宇和島市)三重三階・独立式層塔型藤堂高虎創建の縄張を伊達家が改修。装飾性の高い優美な姿高知城(高知県高知市)四重六階・独立式望楼型本丸御殿・追手門など本丸の建築群が一体で残る唯一の城
高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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