自動車警ら隊の職務質問はなぜ多い?パトカーの見分け方と交機との違い

自動車警ら隊の職務質問はなぜ多い?パトカーの見分け方と交機との違いに関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

同じトヨタ・クラウンの白黒パトカーであっても、自動車警ら隊と交通機動隊、あるいは所轄署のパトカーには明確な外見上の差異が存在します。もっとも分かりやすいポイントが、ルーフ(屋根)の上に設置された赤色灯昇降機の有無です。

自動車警ら隊のパトカーの屋根を見ると、V字型の赤色散光灯の下に、白い箱のような台座が組み込まれていることが分かります。これは車内のスイッチ操作により、油圧や電動で赤色灯を地上高約2メートル以上の高さまで垂直に持ち上げる機構です。幹線道路や夜間の見通しが悪い路上で停車して職務質問や事故処理を行う際、後続車からパトカーの存在を遠方からでも目立たせ、二次衝突を防ぐために開発されました。この昇降機は、自動車警ら隊や所轄署の地域課パトカー(無線警ら車)に標準装備されています。

一方、交通機動隊や高速道路交通警察隊(高速隊)のパトカーには、この昇降機がありません。赤色灯がルーフに直付けされています。時速100キロを超える超高速追尾を行う交機パトカーでは、昇降機の台座が走行風による空気抵抗や車体のふらつき、風切り音の原因となるため、空気抵抗を極力減らす直付け仕様が採用されているのです。

さらに決定的な識別ポイントとなるのが、車両の屋根や窓ガラスに記載されているコールサイン(対空表示・識別記号)です。警察組織では無線交信を円滑化するため、全車両に独自の番号が割り振られています。

たとえば警視庁自動車警ら隊の場合、第一自動車警ら隊(千代田区など都心東部担当)は「100番台」、第二自動車警ら隊(新宿・渋谷など副都心担当)は「200番台」といった体系を持っています。天井に「101」や「215」といった数字がペイントされていれば、それは第一・第二自ら隊の車両です。これが「交機11」や「八交機3」などとなっていれば交通機動隊、「渋1」「宿2」のように警察署名の頭文字が入っていれば渋谷署や新宿署といった所轄警察署の地域課パトカーであることが一目で判別できます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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