タイヤの屋外保管は危険?寿命を縮めるNg行為とプロ推奨の正しい防衛術
タイヤの屋外保管は危険?寿命を縮めるNg行為とプロ推奨の正しい防衛術についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
「埃や汚れを付けたくない」「密封すれば劣化を防げる」と考え、市販のストレッチフィルムや大型ラップでタイヤを何重にもぐるぐる巻きにするユーザーが散見されます。しかし、整備工場の現場からはタイヤ屋外保管ラップ巻きの注意点として強い警鐘が鳴らされています。
タイヤは水分を完全に弾いているように見えて、空気中の水分を微量に吸放出しています。屋外の寒暖差に晒された密閉ラップの内部では必ず「結露」が発生します。逃げ場を失った水分がラップ内に長期間滞留すると、ゴムが絶え間ない湿気によって加水分解を起こし、ホイールのアルミ部分には白サビや腐食が大量発生します。ラップを使用する場合は、完全に乾燥させた室内保管に限定するか、屋外であれば除湿剤を同封して通気用の逃げ穴を設けない限り、逆効果となるリスクが極めて高いのです。
もう一つの落とし穴が「地面への直置き」です。コンクリートやアスファルトの地面には、夏場の強烈な蓄熱と夜間の冷え込みによる結露、さらには地面から染み出る油分や化学物質が存在します。ゴムは油分や化学物質を吸収すると膨潤(ふやける現象)を起こし、著しく物性が低下します。この接触劣化を遮断するため、タイヤラック屋外用すのこ対策として、木製やすのこプラスチック製スノコを敷いて地面から最低5〜10cm浮かせ、風通しのよい空間を確保することが必須の処置となります。