安全衛生責任者とは?職長との違いや選任義務・罰則リスクを現場検証
安全衛生責任者とは?職長との違いや選任義務・罰則リスクを現場検証の重要なポイントについて、最新情報を基に徹底解説します。
安全衛生責任者とは、同一の場所で複数の事業者が混在して作業を行う「特定事業(建設業および造船業)」において、関係請負人(下請企業)が自社の作業員の安全衛生を確保するために選任するキーパーソンです。その法的根拠は労働安全衛生法第16条に明確に規定されています。
建設現場では、元請企業が全体を束ねる「特定元方事業者」となり、その下で鉄骨、鳶、電気、配管、内装など多種多様な専門工事業者が同時に稼働します。作業エリアの重複や重機と歩行者の錯綜、高所作業下での上下作業など、混在作業特有の危険を未然に防ぐため、元請の指示を受け止め、現場の職人へ確実に伝達するパイプ役が不可欠となります。この重責を担うのが安全衛生責任者です。
下表は、混在作業現場に登場する主要な3つの役職について、その根拠法令、立場、役割の違いを整理したものです。
実務における安全衛生責任者の具体的業務は、労働安全衛生規則第19条によって以下の通り定められています。
- 統括安全衛生責任者との連絡
- 統括安全衛生責任者から連絡を受けた事項の関係者への伝達
- 関係請負人の安全衛生管理計画の作成と実施
- 元請が設置する「安全衛生協議組織(協議会)」の会議への出席
- 混在作業による労働災害防止のための連絡調整