地震速報「津波の心配なし」の根拠とは?気象庁が瞬時に判断できる理由
地震速報「津波の心配なし」の根拠とは?気象庁が瞬時に判断できる理由とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
Q1:海に近い沿岸部で震度5強を観測したのに「津波の心配はありません」と出るのはなぜですか?
A1:震源が内陸深くにある場合や、地震の規模(マグニチュード)がM6.5未満と小さく、海底面を大きく押し上げる地殻変動が発生していないためです。揺れの強さ(震度)ではなく、海底を動かしたエネルギーの有無で判定されています。
Q2:「津波の心配なし」と発表された後、津波警報に変更されることはありますか?
A2:極めて稀ですが、地震発生直後の暫定的なマグニチュードや震源位置の解析結果が、後続の精密データによって大幅に上方修正された場合(巨大地震の初期過小評価など)、情報が更新される可能性があります。強い揺れを感じた場合は速報後もテレビやラジオの続報を注視してください。
Q3:海ではなく大きな湖や河川の近くにいる場合、津波のような波は起きませんか?
A3:海洋で発生するような気象庁定義の津波は起きませんが、大規模な地震の揺れによって湖水が共振する「セイシュ(静振)」や、周囲の斜面崩壊に伴う水面の波立ちが発生することがあります。水辺にいる場合は速やかに水際から離れるのが安全です。