マイクロフォーサーズで後悔する理由とは?ボケと暗所の真実を検証
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マイクロフォーサーズで生じる描写の違いを理解するには、受光部であるイメージセンサーの物理的な大きさを知る必要があります。
マイクロフォーサーズのセンサー面積はフルサイズセンサーの約4分の1(面積比)にとどまります。この面積の差が、光を集める能力(受光量)と被写界深度に決定的な影響を与えます。
ネット上で囁かれる「マイクロフォーサーズはボケない」という噂の真相は、光学的な被写界深度の計算で説明がつきます。同じ画角とF値で撮影した場合、マイクロフォーサーズのボケ量はフルサイズの絞り値約2段分深い(ボケにくい)状態になります。例えば、マイクロフォーサーズの「25mm F1.4」で撮影した写真は、フルサイズにおける「50mm F2.8相当」のボケ感になります。「F1.4の大口径レンズを買ったのに、想像より背景が溶けない」と感じる理由はここにあります。
また、暗所ノイズの評判に関してもセンサーサイズが直結します。画素数が同じであれば、1画素あたりの面積(画素ピッチ)が大きいフルサイズの方が一度に多くの光を取り込めるため、ISO感度を上げた際のSN比(信号対雑音比)で圧倒的に有利です。薄暗いライブハウスや夜間の街角スナップでは、ISO3200〜6400程度まで上げた際にシャドー部のざらつきやディテールの消失がマイクロフォーサーズでは顕著に現れやすくなります。