Sglt2阻害薬ダイエットの真相|痩せない理由と副作用リスクを徹底解剖

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「飲むだけで糖が出る」という手軽さばかりが喧伝される陰で、身体を蝕む副作用のリスクについては十分に周知されていません。処方薬である以上、確実な薬理作用と引き換えに無視できない健康被害の引き金を引き出します。

代表的な副作用としてまず挙げられるのが、尿路感染症や性器感染症です。尿道や性器周辺に常に高濃度の糖を含んだ尿が付着するため、細菌や真菌(カンジダ菌など)が異常繁殖しやすい環境が整ってしまいます。特に女性の罹患率が高く、激しいかゆみや排尿痛、帯下の異常を訴えて婦人科へ駆け込むケースが頻発しています。放置すれば膀胱炎から腎盂腎炎へと重症化する危険性も孕んでいます。

さらに見逃せないのが、多尿・頻尿に伴う脱水症状です。糖の排泄に伴い体内の水分が奪われるため、1日あたり最低でも500ml〜1L程度の追加水分補給が不可欠とされています。脱水を軽視すると血液がドロドロになり、起立性低血圧によるめまいや立ちくらみだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞といった血栓塞栓症のリスクを跳ね上げます。

そして、医師が最も警戒を強めているのが「正常血糖ケトアシドーシス(euDKA)」と呼ばれる致死性の病態です。食事からの糖質摂取を極端に断つハードな糖質制限(ケトジェニックダイエット)を行っている人がSGLT2阻害薬を併用すると、体内は深刻な糖不足に陥ります。すると身体は脂肪を無理やり分解してエネルギーを作り出そうとし、その過程で酸性物質である「ケトン体」が血中に爆発的に蓄積します。

通常の糖尿病性ケトアシドーシスと異なり、血糖値が正常範囲内(200mg/dL未満など)に留まるため、本人も医師も異常の発見が遅れやすいという致命的な特徴があります。日本糖尿病学会からも適応外使用に伴うケトアシドーシス発症への厳重な注意喚起が繰り返し発信されており、吐き気や激しい倦怠感、過呼吸などの初期症状を見逃せば昏睡に至る危険があります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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