抹茶と緑茶の決定的な違いとは?製法・栄養・カフェインの真相
抹茶と緑茶の決定的な違いとは?製法・栄養・カフェインの真相について知っておくべき 事実を厳選して解説いたします。
近年の緑茶市場で最も消費者の混乱を招いているのが、「抹茶」と「粉末緑茶(粉末茶・インスタント茶)」の混同です。回転寿司チェーンの卓上に常設されている粉末を抹茶だと思っているケースが散見されますが、製造技術的にも中身の性質的にもまったくの別物です。
粉末緑茶とは、通常の日光を浴びて育った「普通の煎茶」を機械ミルで細かく砕いたものです。原料が露地栽培の煎茶であるため、カテキン由来のしっかりとした渋味と苦味があり、覆下栽培特有の甘みや濃厚な旨味はありません。また、粒子径が約15〜50ミクロンと抹茶に比べて粗いため、湯に溶かしても泡立ちにくく、時間が経つとコップの底にざらざらと沈殿しやすい性質を持ちます。
さらに「インスタント茶」と呼ばれる製品は、一度お茶を煮出して抽出した液体を、スプレードライ法やフリーズドライ法で水分蒸発させて顆粒状に固めた加工品です。完全に水に溶け切る利便性がある反面、製造時の高熱によって茶葉本来の繊細な風味は大きく後退しています。