抹茶と緑茶の決定的な違いとは?製法・栄養・カフェインの真相

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近年の緑茶市場で最も消費者の混乱を招いているのが、「抹茶」と「粉末緑茶(粉末茶・インスタント茶)」の混同です。回転寿司チェーンの卓上に常設されている粉末を抹茶だと思っているケースが散見されますが、製造技術的にも中身の性質的にもまったくの別物です。

粉末緑茶とは、通常の日光を浴びて育った「普通の煎茶」を機械ミルで細かく砕いたものです。原料が露地栽培の煎茶であるため、カテキン由来のしっかりとした渋味と苦味があり、覆下栽培特有の甘みや濃厚な旨味はありません。また、粒子径が約15〜50ミクロンと抹茶に比べて粗いため、湯に溶かしても泡立ちにくく、時間が経つとコップの底にざらざらと沈殿しやすい性質を持ちます。

さらに「インスタント茶」と呼ばれる製品は、一度お茶を煮出して抽出した液体を、スプレードライ法やフリーズドライ法で水分蒸発させて顆粒状に固めた加工品です。完全に水に溶け切る利便性がある反面、製造時の高熱によって茶葉本来の繊細な風味は大きく後退しています。

項目抹茶一般的な煎茶(浸出液)粉末緑茶(回転寿司等)原料葉・栽培法碾茶(覆下栽培で遮光)煎茶(露地栽培で日光浴)煎茶(露地栽培の安価な茶葉)製造工程の核心蒸熱後に揉まず乾燥→石臼挽き蒸熱後に揉みながら成形・乾燥成形された煎茶を機械ミルで粉砕粒子サイズ(粒度)極微細(約5〜10ミクロン)非粉末(針状の原形葉)中〜粗粒(約15〜50ミクロン)カフェイン量(1杯)約64mg(粉末2g使用時)約30mg(150ml浸出時)約15〜20mg(粉末0.8g時)栄養素の摂取率100%(不溶性成分も丸ごと)約30%(水溶性成分のみ抽出)100%(ただし成分比率は煎茶)味覚の特徴芳醇な旨味・甘み、クリーミー清涼感、程よい渋味と爽快感キレのある渋味、舌に残る粒子感
佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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