はぐくみ基金とは?怪しい噂の真相と知るべきデメリットを徹底検証
はぐくみ基金とは?怪しい噂の真相と知るべきデメリットを徹底検証に関するポイントを詳しくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
はぐくみ基金の正式名称は「福祉はぐくみ企業年金基金」といい、厚生労働省の認可を受けて運営されている公的な企業年金組織です。根拠法規は確定給付企業年金法であり、怪しい投資ファンドや私的な金融商品ではありません。もともとは離職率が高く処遇改善が急務だった福祉・医療・保育業界を中心に設立されましたが、現在ではIT企業や一般中小企業、スタートアップまで業種を問わず広く普及しています。
最大の肝となるのが、はぐくみ基金の仕組みとからくりの真相である「選択制(カフェテリアプラン型)」の導入形態です。企業が従業員の給与体系を見直し、「毎月の基本給の一部を、手取りの現金給与として受け取るか、将来への退職金積立(掛金)として拠出するか」を従業員自身に選択させます。
従業員が毎月1,000円単位(上限は給与の20%または月額上限など規定による)で拠出を選択した場合、その掛金は「給与総額から天引き」されるのではなく、税法上および社会保険法上の「給料そのものの引き下げ(給与改定)」として扱われます。この仕組みによって得られるのが、社会保険料・所得税の軽減効果です。
健康保険料や厚生年金保険料を決定する基礎となる「標準報酬月額」が下がるため、毎月の天引き額が即座に減少します。さらに、所得税や住民税の課税対象となる課税所得も圧縮されるため、結果として「拠出分を将来へ回しながら、差し引きの手取りキャッシュフローが効率化される」という強力なメリットが生まれます。これが「給与が実質増えるように感じるからくり」の正体です。