オオサンショウウオを見つけたら触るな?通報先や罰則・危険性を徹底解説
オオサンショウウオを見つけたら触るな?通報先や罰則・危険性を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をお届けします。
SNSやネット掲示板上では、台風の翌日などに「用水路で瀕死のオオサンショウウオを保護した」「自宅の浴槽に水を張って休ませている」といった投稿が散見されます。しかし、ここに一般市民が陥りやすい最大の落とし穴があります。
どれほど善意に満ちた救助活動であっても、文化財保護法および外来生物法においてオオサンショウウオ 飼育 違法という現実に例外はありません。文化庁の許可なく個体を車に乗せて移動させたり、自宅の敷地内へ収容したりした時点で「不法捕獲・無許可所持」の構成要件に該当します。過去には、干上がりかけた個体を善意で連れ帰り、警察や役所に連絡した結果、厳重注意や取り調べを受ける事態に至った事例も報告されています。
また、もう一つの深刻な誤解が「水に戻してあげる」という行為です。川から流されて側溝や堰の下に落ちている個体を見つけた際、良かれと思って無理やり高い堤防から川へ投げ入れたり、別の上流へ運んだりする行為は、個体の骨折や内臓破裂を招くばかりか、遺伝子汚染の拡散を招きます。オオサンショウウオは強い縄張り意識を持ち、数キロメートル以上離れた場所に放されると自力で元の巣穴へ戻ろうとして力尽きてしまう生態的特性を持っています。