なぜ切手「月に雁」は1枚数百万円に?2026年に価値高騰する衝撃の理由
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終戦の混乱からまだ抜け出し切れていない1949年11月、本品は発行された。戦後の暗い社会に文化的な光を灯すべく企画された「切手趣味週間」の目玉として登場するや、全国の主要郵便局には前夜から買い求める人々が殺到。発売と同時に瞬く間に完売した。
発行枚数は約200万枚と記録されているが、当時の熱狂的な需要を満たすにはあまりにも少なすぎた。手に入れられなかった人々が窓口に詰め寄る事態も発生し、一種の社会現象として新聞紙面を賑わせた。前年に発行された「見返り美人」と共に、日本の切手史における二大伝説が誕生した瞬間である。