リンデロンVgの強さは5段階中どれ?顔や赤ちゃんへの危険性と真相

リンデロンVgの強さは5段階中どれ?顔や赤ちゃんへの危険性と真相について分かりやすく解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

ネット上のQ&Aサイトなどで根強く拡散されている危険な誤解が、「リンデロンVGは抗生物質が入っているから、化膿したニキビに塗ればすぐに治る」という言説です。この誤った認識に従って白ニキビや赤ニキビにリンデロンVGを塗布すると、一時的に赤みが引いたように見えた直後、爆発的に悪化して取り返しのつかない肌荒れに陥ります。

ニキビ(尋常性痤瘡)の主原因は、毛穴に詰まった皮脂をエサにしてアクネ菌が異常増殖することです。リンデロンVGに含まれる抗生物質「ゲンタマイシン」は、主にとびひなどを起こすブドウ球菌やグラム陰性菌をターゲットにしており、嫌気性菌であるアクネ菌に対する抗菌力はほとんど期待できません。

それどころか、ステロイドの強力な作用によって毛穴周囲の局所免疫が強力にシャットダウンされてしまいます。侵入者を撃退する防衛システムを失った毛穴の中では、アクネ菌だけでなく、普段はおとなしい常在真菌(マラセチア菌)までもが無制限に増殖を開始します。その結果、「マラセチア毛包炎」を併発し、顔一面に膿をもった毛嚢炎がびっしりと広がるという悲惨な結末を迎えることになります。ニキビ治療には、過酸化ベンゾイル(ベピオ)やアダパレン(ディフェリン)、あるいはニキビ専用の抗菌薬外用(ゼビアックスやダラシン)を使用するのが医学的正道です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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