ショウリョウバッタの正体とは?オンブバッタとの違いと生態の全真相

ショウリョウバッタの正体とは?オンブバッタとの違いと生態の全真相について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

子どもたちの間で「キチキチバッタ」の愛称で呼ばれるバッタがいます。しかし、キチキチバッタとの決定的な違いを正確に説明できる人は多くありません。厳密には「キチキチバッタ」という独立した標準和名の昆虫は存在せず、ショウリョウバッタのオスが飛ぶ際に鳴らす音に由来する俗称です。

ショウリョウバッタオスとメスの大きさの差は、日本の昆虫界でも際立った性的二型の一例です。成熟したメスが80mm前後の堂々たる体格を誇るのに対し、オスは45mm前後と細身で、重量比では3〜4倍もの圧倒的な体格差が存在します。

ショウリョウバッタが飛ぶ時の鳴き声の理由は、前翅の翅脈(しみゃく)と後翅の前縁部を高速で摩擦させることによる発音摩擦音です。天敵に驚いて緊急離脱する際の威嚇やパニック行動としての側面だけでなく、メスに対する求愛や縄張りの主張として機能しています。体が重いメスは羽ばたいても鈍く低空を移動するだけであり、「キチキチキチッ」と鋭く甲高い音を立てて空中を軽快に舞うのは、身軽で強靭な飛翔筋を備えたオス特有のアクションです。

また、草原には本種と酷似した「ショウリョウバッタモドキ」という別種も生息しています。ショウリョウバッタモドキの見分け方としては、頭部の傾斜がショウリョウバッタほど極端に尖っておらず丸みを帯びている点、そして後脚の腿節(たいせつ)に明瞭な黒褐色の縦筋が走っている点を確認すれば識別が可能です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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