なぜやしろあずきはセフィロスに狂うのか?フィギュア騒動と異常愛の真相
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やしろあずき氏がセフィロスに心を奪われた元ネタと経緯を辿ると、1997年に発売され世界的な社会現象を巻き起こしたオリジナル版『ファイナルファンタジーVII』に直面した少年期へと行き着きます。当時、多感な小・中学生時代を過ごしていた同氏にとって、銀髪をなびかせ、身長を優に超える長刀「正宗」を片手で操り、圧倒的なカリスマ性と冷徹な狂気を併せ持つセフィロスのビジュアルは、魂に深く突き刺さる決定的なアイコンとなりました。
彼が自身のWEB漫画ネタとして幾度となく描き、読者の腹筋を崩壊させてきた自叙伝エピソードによると、その傾倒ぶりは常軌を逸していました。自室でセフィロスの立ち振る舞いや勝利ポーズを鏡の前で研究し、通信販売で手に入れた模造刀を構えては「母さん、僕は……」とセフィロスの名台詞を呟くなど、まさに思春期特有の「中二病」の極致に達していたと本人が公言しています。さらに、独自の厨二設定を書き殴った秘密のノートを作成し、自身を「選ばれし古代種の末裔」と錯覚させる儀式に没頭していました。
しかし、この独りよがりの陶酔劇は、実の母親によって容赦なく打ち砕かれることになります。部屋に無断で侵入した母親に模造刀を構えた瞬間を目撃されたり、鍵をかけて隠していた黒歴史ノートをリビングで音読されたりするという、思春期の男子であれば精神的致命傷を負いかねない公開処刑を経験しました。この「崇拝する冷酷無比な悪のカリスマ」と「泥臭く無様な現実の思春期」という極端なコントラストこそが、後にWEB漫画家・やしろあずきを形作る最大の原動力となったのです。