鶏せせりとはどこの部位?希少な理由と絶品食感の秘密を徹底解明
鶏せせりとはどこの部位?希少な理由と絶品食感の秘密を徹底解明に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
鶏せせりとは、鶏の頭部と胴体を繋ぐ「首の骨(頸椎)の周りについている筋肉」を指す食肉部位です。食肉流通や解体現場では「鶏首肉」や「ネック」とも呼ばれ、左右に1本ずつ、合計2本の細長い肉片として存在しています。
最大の注目点は、その圧倒的な少なさにあります。成鳥1羽(生体重約2.5〜3.0kg)を解体処理した際、胸肉なら約500〜600g、もも肉なら約600〜700gほど採取できますが、せせり部位はわずか約20g〜40g程度しか採取できません。全体重量に対してわずか1%前後にとどまる計算であり、正真正銘の希少部位に位置付けられます。
名前に冠された「せせり」という言葉は、もともと関西の方言である「せせる(ほじくる、つつく)」に由来します。鶏の頸椎は複雑に入り組んでおり、機械による一括解体が極めて困難です。職人が骨と骨の隙間から身を包丁や手作業で丁寧に「せせり取る」作業を必要としたことから、この名が定着しました。手作業による解体コストと取れ高の少なさこそが、市場価値を高めている構造的要因です。