日本海側はどこからどこまで?京都や兵庫が含まれる理由と気象庁の境界線
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私たちが普段テレビやネットで目にする天気予報において、気象庁は日本列島を都道府県の枠組みだけで単純分割しているわけではありません。気象庁の予報用語における「日本海側」とは、日本列島の中央にそびえる奥羽山脈や越後山脈、飛騨山脈、中国山地などの脊梁山脈を境界線(分水嶺)とし、そこから日本海に向かって雨や雪が流れ込む斜面一帯を指します。
具体的に、気象庁の全般季節予報などで「日本海側」として包括される主な地域と該当する都道府県の内訳は以下の通りです。
- 北日本日本海側:北海道の日本海側(留萌・石狩・空知・後志・檜山など)、青森県津軽地方、秋田県全域、山形県全域
- 東日本日本海側:新潟県全域、富山県全域、石川県全域、福井県全域(北陸4県)
- 西日本日本海側:京都府北部、兵庫県北部、鳥取県全域、島根県全域(山陰地方)、山口県北部、福岡県日本海側、佐賀県北部、長崎県の一部
ここで注目すべきは、東北地方における日本海側と太平洋側の区分です。青森県では十和田湖周辺や八戸などの三八上北地方は太平洋側に分類される一方、弘前や青森市を擁する津軽地方は純然たる日本海側となります。岩手県や宮城県、福島県は全般予報では「太平洋側」に属しますが、福島県会津地方のように奥羽山脈の西側に位置するエリアは、気候学的には完全な日本海側気候を示します。このように、「ひとつの県の中にも日本海側と太平洋側が同居している」という事実が、境界線の理解を深める第一歩となります。