Kddi新宿ビル建て替えの真相!移転の噂と2026年最新動向を解剖
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このビルがなぜ簡単に解体や移転に踏み切れないのかを理解するには、旧KDD本社ビル 歴史と概要を紐解く必要があります。建物は1974年(昭和49年)、「国際通信センタービル」として竣工しました。地上32階、地下3階、高さ約164.7メートルを誇り、日本と世界をつなぐ国際通信の拠点として旧国際電信電話(KDD)が総力を挙げて建設した自社ビルです。
当時の報道記録や社史を振り返ると、このビルは一般的なオフィスビルとは設計思想が根本から異なります。有事の際にも世界との通信を途絶えさせないため、強固な耐震設計はもちろん、長時間の停電に耐えうる特大容量の自家発電設備や無停電電源装置(UPS)、通信機器専用の高度な空調システムが幾重にも張り巡らされました。
かつて屋上には巨大なパラボラアンテナが設置され、国際衛星通信の電波を受発信していた姿は、昭和から平成の西新宿を象徴する光景でした。社名が第二電電(DDI)、日本移動通信(IDO)との合併を経て「KDDI」へと変わってからも、建物名称は「KDDビル」から現在の「KDDIビル(KDDI新宿ビル)」へと引き継がれ、日本の通信黎明期の誇りを今に伝えています。