車の排気量とは?パワー・税金・維持費の違いと後悔しない選び方

車の排気量とは?パワー・税金・維持費の違いと後悔しない選び方の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

排気量とは、エンジン内部にあるシリンダー(気筒)の中で、ピストンが一番下(下死点)から一番上(上死点)まで動くときに押し出す空気(混合気)の容積の合計を指します。単位には「cc(立方センチメートル)」や「L(リットル)」が用いられ、1,000ccが1.0Lに相当します。

シリンダー単体の容積を求める計算式は、極めて明確な幾何学に基づいています。

【排気量の計算式】
単気筒の容積 = (ボア径 ÷ 2)² × π(円周率) × ストローク(ピストンの移動距離)
これにシリンダーの総数を掛け合わせたものが「総排気量」です。たとえば、内径80mm・行程75mmの4気筒エンジンの場合、約1,508ccとなり、カタログ上では「1.5Lエンジン」と表記されます。

排気量の数字が大きいほど、1回の燃焼サイクルでより多くの空気とガソリンを取り込んで燃焼させられます。キャンプの焚き火に例えるなら、排気量は「薪を燃やす炉の広さ」です。小さな炉(小排気量)では少量の薪しか燃やせないため瞬間的な火力は限られますが、巨大な炉(大排気量)なら一度に大量の薪を燃やして圧倒的な熱量を放出できます。

ここで押さえておきたいのが、馬力(最高出力)とトルクの関係です。排気量はエンジンの「押し出す筋力」であるトルクに直結します。排気量が大きい車は低回転域から太いトルクを発生できるため、アクセルペダルを深く踏み込まなくても滑らかに発進し、急な登坂路でもエンジンをうならせることなく静かに加速します。一方の馬力は「トルク × 回転数」で決まるため、小排気量エンジンでも高回転まで回せば一定の最高出力を絞り出せますが、そのぶん車内には騒音が響き、日常域での余裕はどうしても削がれます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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