羽アリ大量発生の正体とは?シロアリ見分け方とスプレーNgの理由
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目の前の羽アリが「家を食い荒らすシロアリ」なのか、それとも「建物には直接の害を与えない黒アリ」なのかを冷静に見極める必要があります。外見上の特徴は一見似ていますが、生物学的な分類においてシロアリはゴキブリ目に属し、黒アリはハチ目に属するため、骨格構造には決定的な相違点が存在します。
現場で捕獲した個体を観察する際、チェックすべき部位は「胴体のくびれ」「翅の長さと形」「触角の形状」の3点です。
判別ポイントヤマトシロアリ / イエシロアリ一般的な黒アリ(羽アリ)現場鑑定のポイント胴体のくびれ胸部と腹部の間にくびれがなく、寸胴(ずんどう)型のストレートな体型。胸部と腹部の間が細く締まり、はっきりとした「くびれ」がある。最も見分けやすい特徴。くびれがなければ即座にシロアリを疑うべき。翅(はね)の形状前後4枚の翅がほぼ同じ大きさ・形。網目状の細かい翅脈があり、非常に取れやすい。前翅が後翅よりも明らかに大きく、太い翅脈が数本通る。翅は簡単には脱落しない。床に翅だけが散乱している場合、シロアリが着地後に自ら切り落とした痕跡。触角の形状小さな粒が数珠(じゅず)状に連なり、真っ直ぐ伸びている。根元から途中で「くの字」に折れ曲がっている(肘状触角)。ルーペやスマートフォンの拡大カメラで観察すると判別が容易。体長と体色ヤマト:黒褐色(首元が黄色)、約5〜7mm。
イエ:黄褐色〜茶褐色、約7〜9mm。種により黒色、赤褐色など多様。大きさも4〜12mm程度と幅広い。「シロアリ=白い」は羽アリには当てはまらない。紫外線対策で黒く着色している。
注意しなければならないのは、「シロアリという名前だから体色は白いはずだ」という思い込みです。普段木材の中で生活している職蟻(働きアリ)は乳白色ですが、日光を浴びて屋外へ飛び立つ羽アリはメラニン色素を生成し、黒褐色や茶褐色に変色しています。黒いからといって安心し、黒アリだと決めつけるのは極めて危険な誤認につながります。