防草シートのデメリットと後悔の理由|敷いてはいけない場所と失敗例
防草シートのデメリットと後悔の理由|敷いてはいけない場所と失敗例の総合ガイドを解説します。役立つ情報が詰まっています。
防草シートのデメリットや失敗例を調べる中で、必ず辿り着くのがデュポン社が誇る高機能不織布防草シート「ザバーン(グリーンフィールド取り扱い/現在はプランテックスとも呼称)」の存在です。外構業者や公共事業の現場でも「ザバーンを選べば間違いない」と圧倒的な評判を集めています。
ザバーンが他の安価なシートと決定的に異なるのは、その構造にあります。極太の長繊維ポリプロピレンを熱融着させた強靭な4層スパンボンド不織布であり、繊維と繊維の間に隙間が実質的に存在しません。特に上位グレードである「ザバーン240G」や「ザバーン350G」は、あの強烈なスギナやチガヤ、笹の先端すら物理的に押し返し、突き抜けをほぼ完全に遮断します。水と空気は通しながらも光を99.9%以上遮断するため、露出施工でも10〜15年、砂利下なら半永久的ともいえる耐用年数を誇ります。
しかし、これほど高性能なザバーンであっても「絶対に草が生えない魔法のシート」ではありません。取材で見えてきた「ザバーンの盲点」は以下の2点です。
第1に、「飛来種子(ひらいしゅし)による砂利上での発芽」です。ザバーンが地面からの突き抜けを完璧に防いでも、風に乗って飛んできたタンポポやカタバミの種が、砂利の隙間に溜まったわずかな砂埃に着地して発芽します。根はザバーンを貫通できずに横へ広がりますが、砂利の上で青々と茂るため、「せっかく高いザバーンを敷いたのに雑草が生えてきた」と誤認する施主が後を絶ちません。砂利の上を定期的にホウキで掃いたり、生えた雑草を小さいうちに引き抜く作業は依然として必要です。
第2に、「シートの重ね代(しろ)とキワの施工不良」です。どんなにシート本体が頑丈でも、シート同士の重ね幅が10cm未満と狭かったり、専用の接続テープをケチってピン留めだけで済ませたりすると、その重なり目のわずかな隙間からスギナが顔を出します。ザバーンの真価は、ミリ単位の隙間も許さない厳密な施工技術があって初めて発揮されるものです。