メラトニンが日本で発売されない理由とは?薬機法規制と危険性の真相

メラトニンが日本で発売されない理由とは?薬機法規制と危険性の真相とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

ドラッグストアで買えない日本のユーザーが頼るのが、iHerb(アイハーブ)や個人輸入代行サイトです。しかし、近年の動向を見ると、個人輸入の現場でも規制の波が押し寄せています。

厚生労働省の通達により、海外からメラトニンを個人輸入する場合、税関で「1回あたり2か月分(60日分)以内」という明確な数量制限が課されています。これを超える数量を一度に注文した場合、税関で荷物が差し止められ、滅却処分や返送の手続きを余儀なくされるケースが後を絶ちません。大手越境ECサイトであるiHerbでも、配送先を日本に指定するとメラトニン製品の購入可能数量が自動的に制限されたり、時期によっては検索結果から一時的に非表示になるなど、システム的な購入規制が厳格化しています。

ネット上のコミュニティ(SNSや匿名掲示板、知恵袋など)に投稿された利用者の生の声を集約すると、海外製サプリ特有の「用量の過剰さ」に起因するトラブルが目立ちます。

「アメリカ製の5mgや10mgのグミを食べて寝たら、翌日の昼過ぎまで頭の芯にモヤがかかったように重く、仕事にならなかった」
「毎晩飲んでいたら悪夢ばかり見るようになり、夜中に冷や汗をかいて目が覚める日が増えてしまった」
「半分にピルカッターで割って飲んでいるが、粒によって効き目がバラバラに感じる」

人間が自然に分泌するメラトニンの夜間分泌量は、わずか0.1mg〜0.3mg程度と言われています。海外サプリメントに並ぶ「3mg」「5mg」「10mg」といった用量は、生理的分泌量の10倍から30倍以上に達するメガドーズ(超大量投与)です。体格が大きく代謝速度の異なる欧米人を基準に作られた用量を、アジア人の成人が無防備に摂取することは、睡眠リズムを整えるどころか、内因性の分泌バランスを崩壊させる引き金になりかねません。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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