個人でソフビを作る完全ガイド!原型からスラッシュ成形まで網羅
個人でソフビを作る完全ガイド!原型からスラッシュ成形まで網羅の要点を詳しく解説してご紹介します。
個人のソフビ制作において最大の分岐点となるのが、造形工法の選択だ。伝統的なソフトビニール製造では、原型から銅めっきを施して作られる金型に液状の塩化ビニール樹脂を流し込み、熱を加えて固める「スラッシュ成形」と呼ばれる職人技が欠かせない。この方式は中空構造による独特の弾力感と耐久性を生み出すが、金型鋳造には数十万円規模の初期費用と専門工場との提携が必要とされる。
一方で、ここへ来て目覚ましい進化を遂げているのがデジタル技術、特に光造形方式の3Dプリンティングだ。デジタルスカルプトソフトで作成した3Dデータを直接出力することで、従来の金型を介さずとも精密な立体を手にする試みが増えている。ただし、3Dプリンターで直接印刷された樹脂モデルは「固く、重く、独特の温かみがない」という弱点を持つ。そのため、最新の手法では「原型制作から試作チェックまでを3Dプリンティングで行い、本生産の金型作成およびスラッシュ成形だけを専門の成形工場へ委託する」ハイブリッド形式が主流となっている。