なぜ三島由紀夫は命を懸けて憲法改正を訴えたのか?自決の真相を徹底解説
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三島は感情的な叫びだけで行動していたわけではありません。彼は親しい法学者や同志たちとともに、極めて綿密な私擬憲法草案(憲法改正草案)の研究を進めていました。
三島が構想していた改憲プランの骨子は、次のような明確な法理に基づいていました。
・天皇の地位再規定:天皇を単なる「日本国の象徴」から、日本の歴史と文化を統括する「国家の元首」として位置づける。
・軍隊の保持と交戦権の明記:自衛隊を明確に「国軍」として再編し、国家自衛権の行使と交戦権を憲法条文に明記する。
・非常事態条項の創設:国家の存亡に関わる重大な危機に際し、迅速かつ強力に対処できる緊急事態権限を整備する。
これらの条文設計は、現行憲法下の解釈改憲による弥縫策を徹底的に嫌い、正面から国家の根本法を正そうとする正統派の法理的アプローチでした。