韓国最大の人権侵害「兄弟福祉院事件」の真相と国家賠償の現在
話題沸騰中の 韓国最大の人権侵害「兄弟福祉院事件」の真相と国家賠償の現在について、多角的な視点をご紹介しています。
兄弟福祉院の内部で繰り広げられていたのは、人間としての尊厳を完全に否定された過酷な日常でした。収容された人々は青い作業服を着せられ、小隊制と呼ばれる軍隊式の規律で徹底的に管理されました。
被害者たちの手記やテレビの特番インタビューで語られた証言によると、毎日のように行われた点呼時の無差別な暴力、日常的な性的暴行、食事制限による極度の飢餓状態が記録されています。収容者たちは敷地内の工場での靴づくりや土木作業、さらには別の私有地における建設工事などに無給で従事させられ、抵抗したり脱走を試みたりした者は見せしめとして激しいリンチを受けました。
公式記録に残る兄弟福祉院内での死亡者数は513人にのぼります。しかし、遺族への連絡は一切なされず、死亡診断書の偽造や遺体の解剖用検体としての売却、敷地内への秘密裏の埋葬が行われていたことが近年の調査で判明しています。負傷や感染症を放置されて命を落とした者、脱走中に銃撃や転落で亡くなった者を含めると、実際の犠牲者数は公表データを遥かに上回ると推定されています。