ギネス級に飛ぶ紙飛行機の作り方|滞空時間と飛距離を極める設計図
話題沸騰中の ギネス級に飛ぶ紙飛行機の作り方|滞空時間と飛距離を極める設計図について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
紙飛行機が滑空する基本原理は、本物の旅客機や戦闘機とまったく同一です。推進力を生むエンジンを持たない紙飛行機が長く遠く飛び続けるためには、重力に対抗する「揚力」を生み出し、空気抵抗を最小限に抑えながら姿勢を安定させる必要があります。 決定的な秘密は、「重心(CG: Center of Gravity)」と「風圧中心(CP: Center of Pressure)」の相対的な位置関係です。 紙飛行機を安定して飛ばすための黄金律は、「重心を風圧中心よりも前方(機首から翼全長の約30〜35%の位置)に置くこと」にあります。重心が後ろに偏りすぎると、機首が跳ね上がった直後に揚力を失う「失速(ストール)」に陥り、逆に前すぎると揚力が追いつかずに地面へ突き刺さる「ダイブ」を引き起こします。 さらに不可欠なのが、左右の翼を正面から見たときにわずかにアルファベットの「V字」になるよう傾ける「上反角(じょうはんかく)」の設定です。上反角をつけておくことで、機体が気流の乱れで左右どちらかに傾いた際、下がった側の翼の投影面積が増えてより大きな揚力が発生し、自動的に水平へと戻る復元力が働きます。