熱中症で冷やす場所はどこ?おでこは無意味?命救う太い血管冷却法
熱中症で冷やす場所はどこ?おでこは無意味?命救う太い血管冷却法に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
Q1:首の後ろを冷やすのは本当に意味がないのですか?首の横と何が違うのですか?
A1:首の後ろには脳へと大量の血液を送る「太い動脈」が体表近くを通っていません。首の後ろを冷やすと自律神経が鎮静され、一時的な爽快感や疲労感の緩和には寄与しますが、全身の深部体温を物理的に下げる効率は極めて低いです。熱中症の応急処置としては、太い頸動脈が走る「首の左右前側(喉仏の横あたり)」を冷やすのが医学的に正しい方法です。
Q2:外出先で保冷剤がない場合、自動販売機の飲み物で代用できますか?
A2:非常に有効な代替手段です。自動販売機で売られている冷たい缶やペットボトル(約5℃〜10℃)を購入し、ハンカチを薄く巻いて首の横、脇の下、足の付け根に当ててください。また、10℃〜15℃程度であれば、手のひらでボトルを握り続けるだけでもAVA血管を通じた効率的な血液冷却が期待できます。
Q3:体を冷やしている最中に本人がガタガタと震え始めました。どうすべきですか?
A3:直ちに冷却を一時中断してください。それは「シバリング(身震い)」と呼ばれる生理現象で、急激に冷やされすぎた皮膚の受容器が危険を察知し、筋肉を小刻みに震わせて熱を自ら作り出そうとしているサインです。シバリングが起きると体温が逆に急上昇してしまいます。皮膚に当てる保冷剤のタオルの厚みを増すか、風を当てる方法に切り替えてください。
Q4:経口補水液(OS-1など)がない場合、何を飲ませるのが正解ですか?
A4:スポーツドリンク、または水1リットルに対して食塩1〜2g(小さじ半分弱)と砂糖大さじ2〜4杯を溶かした手作りの食塩水が適しています。真水やお茶だけを大量に飲ませると、血液中のナトリウム濃度が薄まり「水中毒」や重度の筋けいれんを誘発するため、必ず塩分を微量に含んだ水分を補給させてください。