レーシックとIclはどっちがいい?後悔リスクと費用の違いを徹底比較
レーシックとIclはどっちがいい?後悔リスクと費用の違いを徹底比較について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
「ICLを入れたら一生メンテナンスフリーなのか」という疑問に対しても、医学的な事実を整理しておく必要があります。
ICLで使用される素材「コラマー(Collamer)」は、生体適合性に優れた親水性コラーゲン共重合体です。目の中で異物として認識されにくく、紫外線をブロックする機能も備えており、ICL手術におけるレンズ自体の寿命は半永久的です。レンズ自体が体内で劣化したり、白濁したり、破損したりすることは基本的にありません。
ただし、「レンズの寿命」と「生体の寿命」は別個に考える必要があります。人間の眼球は加齢とともに変化します。年を重ねれば誰しも40代半ばから「老眼」が始まり、ピントを合わせる毛様体筋や水晶体の弾力性が衰えます。ICLはあくまで近視や乱視を矯正する単焦点レンズであるため、ICLを入れたからといって将来の老眼を回避することはできません。老眼が進行すれば、ICLの手術後であっても老眼鏡の併用が必要になります。
また、60代〜70代以降で白内障を発症した場合のプロセスも知っておくべきです。白内障手術では、ICLのレンズを眼内から取り出し(抜去し)、濁った水晶体を吸引して新たな眼内レンズ(多焦点または単焦点)へ入れ替えます。この際、「レンズを取り出せばまっさらな状態に戻せる」というICLの特性が強みを発揮します。角膜を不可逆的に削っていないため、標準的な白内障手術の度数計算が狂いにくい点は、高齢期を迎える上での極めて大きなアドバンテージです。