なぜ群馬「昆虫の森」に世界が再熱狂?安藤忠雄建築の秘密を徹底解説

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園内の中核をなす「昆虫観察館」へ向かう。丘陵の傾斜に溶け込むように鎮座するその威容を目にした瞬間、建築ファンなら息をのむはずだ。設計を手がけたのは世界的建築家・安藤忠雄。コンクリート打ち放しのシャープな導線と、空を丸ごと切り取ったかのような巨大なガラスドームが、群馬の長閑な里山風景と鮮烈なコントラストを描き出す。

自動ドアを抜けると、濃密な湿気と南国の土の香りが全身を包み込んだ。ガラス越しに降り注ぐ自然光の中を、息をのむほど優雅に舞う無数の蝶たち。沖縄や八重山諸島に生息する日本最大級の蝶「オオゴマダラ」だ。白と黒の幾何学模様の羽を羽ばたかせ、見学者の肩や指先へ何の警戒心もなくふわりと降り立つ。作られたケージの中で眺める展示ではない。人間が昆虫たちのテリトリーへ「お邪魔している」のだという感覚が、安藤建築の立体的な回廊設計によって極限まで増幅されている。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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