外食の特等席を巡る「争奪戦」の舞台裏――なぜ名店はこぞって予約台帳を捨てるのか
外食の特等席を巡る「争奪戦」の舞台裏――なぜ名店はこぞって予約台帳を捨てるのかの最新情報を解説します。専門的な知識が満載です。
テーマパークや航空券では当たり前だった価格変動と優先課金の波が、いよいよ外食のテーブルにも本格上陸した。金曜日の19時という超ゴールデンタイムや、花火大会の夜、あるいは予約困難店のプレミアムシート。これらを確保するために、食事代とは別に「予約手数料」を上乗せして支払う仕組みが浸透している。
「時間を金で買う」感覚に慣れた層は、数千円から数万円の手数料を躊躇なく支払う。一方で、平日の早い時間帯やレイトタイムには割引や特別なペアリングを提示し、稼働率の平準化を図る動きも定着した。これまで一律だった「席の価値」に、時間と需要に応じたリアルタイムの値段がつく。飲食店の座席は、いまや金融商品に近い流動性を持ち始めている。