「鼻をかむ」の漢字は噛むじゃない!難読字「擤む」の正体と変換技

「鼻をかむ」の漢字は噛むじゃない!難読字「擤む」の正体と変換技の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

「手へんに鼻の漢字があるなら使ってみたい」とキーボードを叩いても、標準設定のWindowsやMac、iOS、Androidでは「かむ」の変換候補に「擤む」が出現しないケースがほとんどです。

この現象は、端末の不具合ではなく文字コードの規格(JIS水準)の制約によるものです。一般的な日本語入力システムは、日常生活で頻繁に使うJIS第1水準・第2水準(約6,355字)を優先して変換候補にリストアップします。JIS第4水準に属する「擤」は容量制限や誤変換防止の観点から、初期状態では変換候補の奥底に追いやられているか、候補から除外されています。

現在使用しているデバイスで「擤」をスムーズに出力するための現実的な手法は次の4通りです。

  1. 音読み「こう」で変換する:一部の高精度IME(Google日本語入力や最新のATOKなど)では、「こう」と入力して変換候補をスクロールしていくと「擤」が姿を現します。
  2. 手書き入力機能を利用する:スマホのキーボード設定で「手書き」を追加し、画面上に「扌」と「鼻」を直接描くことで一発認識されます。
  3. 文字コード・部品検索を使う:Windows環境であればIMEパッドの「部首検索」から「手部(3画)」を選択し、残り14画で探すか、Unicode「64E4」を直接指定して呼び出します。
  4. 単語登録(辞書登録)を行う:一度表示させた「擤む」を、読み「かむ」でユーザー辞書に登録しておくのが最も確実です。以降はストレスなく一発で変換可能になります。

ただし、送信相手の閲覧環境が極端に古いOSやフィーチャーフォンの場合、第4水準の漢字が正しく描画されず「〓(ゲタ)」や「?」といった文字化けを引き起こすリスクがある点には配慮が欠かせません。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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