ヤモリのオスメス見分け方完全解説!尻尾の膨らみと前肛孔の決定打

ヤモリのオスメス見分け方完全解説!尻尾の膨らみと前肛孔の決定打にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

ヤモリの性別を判定する際、専門家やブリーダーが真っ先に確認するのがヤモリ尻尾の付け根の膨らみとヤモリ前肛孔の見分け方です。この2つの特徴はオスの生殖機能に直結しており、成体であれば肉眼やスマートフォンのカメラズームで明確に視認できます。

まず注目すべきは、総排泄孔(排泄と生殖を兼ねる孔)のすぐ尾側です。トカゲやヤモリの仲間である有隣目のオスは、体内にヘミペニスと呼ばれる一対の交尾器を格納しています。この生殖器を収める袋(ヘミペニスサック)が存在するため、成熟したオスは尾の根元が左右均等にポコポコと盛り上がり、まるで小さなピーナッツのようなコブを形成します。これが最も確実なヤモリヘミペニス確認方法です。対してメスは交尾器を持たないため、総排泄孔から尾の先に向かって凹凸がなく、極めてスムーズで平坦な傾斜を描きます。

もうひとつの決定打が、総排泄孔のわずか上部(頭側)の鱗に位置する「前肛孔(ぜんこうこう)」です。オスにはフェロモンや縄張りのマーキング物質を分泌するための極小の孔が横一列、あるいは浅い逆V字状に並んでいます。成体のオスを腹側から透かして見ると、周囲の鱗よりもやや黄色みを帯びた小さな穴が点状に確認できます。メスにはこの機能的な分泌孔が存在しないか、あっても極めて浅い鱗の窪み(痕跡)にとどまります。この部位を含むヤモリ総排泄孔の観察を慎重に行うことで、9割以上の精度でオスメスの同定が完了します。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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