劇症型溶血性レンサ球菌感染症の症状|人食いバクテリアの初期兆候と真相

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Q1:子どもがかかる通常の溶連菌感染症と、劇症型(STSS)は何が違うのですか?
A1:病原菌自体は同じA群溶血性レンサ球菌であることが多いですが、発症する病態が根本的に異なります。通常の小児溶連菌感染症は咽頭炎や発疹(猩紅熱)にとどまり、適切な抗生剤内服で完治します。一方、STSSは菌が血液や深部筋肉組織(筋膜)などの通常無菌であるべき部位に侵入し、大量の毒素を放出してショックや臓器不全を引き起こす超急性・重篤型の疾患です。

Q2:潜伏期間はどのくらいですか?感染した当日に発症することもありますか?
A2:潜伏期間は一般的に1日〜3日(24〜72時間程度)と推定されていますが、侵入した菌量や創傷の深さ、患者の免疫状態によっては数時間から1日足らずで急激に発症するケースもあります。感染機会を特定するのが極めて難しいのは、この潜伏期間の短さも一因です。

Q3:病院ではどのような治療が行われるのですか?抗生物質だけで治りますか?
A3:抗生物質(大量のペニシリン系製剤や毒素産生を抑えるクリンダマイシンなど)の点滴投与は必須ですが、それ単独では治癒しません。組織が壊死すると血流が途絶え、薬が患部深くまで届かなくなるため、緊急手術によって壊死した皮膚や筋膜を広範囲に切除する「外科的デブリードマン」が不可欠です。あわせてICUでの昇圧剤投与や血液透析など、多角的な救命治療が同時に行われます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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