カットソーとTシャツの違いとは?決定的な定義の差と選び方のコツ

カットソーとTシャツの違いとは?決定的な定義の差と選び方のコツの詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

カットソーという言葉の正体を理解する第一歩は、その語源に立ち返ることです。カットソーとは、英語の「Cut and Sewn(切って縫った)」を語源とする和製英語に近い業界用語です。編み機で編み上げた1枚の大きな生地(ニット生地)を型紙に合わせてハサミで裁断(Cut)し、ミシンで縫い合わせて(Sewn)仕立てた衣服のすべてを指します。

つまり、「カットソー」という巨大な集合体の中に「Tシャツ」がすっぽりと内包されているというのが、服飾学における厳密な定義の違いです。関係性を図式化すると以下のようになります。

【カットソーという大枠】 ⊃ 【Tシャツ、ポロシャツ、タンクトップ、スウェット、タートルネックカットソーなど】

それにもかかわらず、なぜ世間では「カットソーとTシャツは別物」と認識されているのでしょうか。大手アパレルメーカーのチーフパタンナーは、取材に対し次のように内情を明かしています。「日本の商業ファッションにおいては、アメリカ軍の肌着から派生したカジュアルな丸首・短袖の直線的パターンを『Tシャツ』と呼び、それ以外のドレープ感があるもの、襟ぐりが広めのもの、女性らしいカッティングや異素材切り替えが施された品を差別化のために『カットソー』と呼称してきた歴史があります」。

消費者の頭の中に「Tシャツ=カジュアルな部屋着・普段着」「カットソー=百貨店やセレクトショップで売られているきれいめなトップス」というイメージが定着したのは、こうした販売戦略上の棲み分けが背景にあります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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