局所麻酔の痛い部位ランキング!激痛の理由と痛くない対策を徹底解説

局所麻酔の痛い部位ランキング!激痛の理由と痛くない対策を徹底解説にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

全身の皮膚はどこでも均一に痛みを感じるわけではありません。医療従事者の臨床観察および患者への痛覚スコア調査(VAS:視覚的アナログ尺度)をもとに、とりわけ痛みが苛烈とされる5大部位を整理しました。

【第1位:指先・爪周囲(ひょう疽・異物・切創処置など)】
堂々のワースト1位に挙げられるのが「指先」および「爪の生え際」です。外科や整形外科で指先の処置を行う際、神経ブロック注射(指神経ブロック)や直接浸潤麻酔が行われますが、患者の手記やSNSでは「人生で味わった最も鋭い痛み」「骨に直接針をねじ込まれたような衝撃」と表現されます。外部環境をミリ単位で識別するために感覚受容器が密集している上、皮下組織が強靭な線維性中隔で細かく区切られているため、わずかな薬液が入るだけでも組織内圧が跳ね上がり、破裂するかのような痛覚刺激が生じます。

【第2位:足の裏・踵(魚の目・ウイルス性イボ・異物摘出)】
足裏の局所麻酔は、多くの皮膚科医が「あらかじめ激痛を予告せざるを得ない」と口を揃える難所です。体重を支えるために角質層が極めて厚く硬化しており、針を通すこと自体に強い抵抗が生じます。さらに、皮下組織の脂肪層が硬い線維で強固に固定されているため、注入された麻酔液の行き場がありません。針先を深部まで進めて高い圧力をかけて注入するため、焼け付くような圧迫痛と刺入痛が同時に走ります。

【第3位:鼻尖(鼻先)・鼻柱・口唇(ほくろ除去・鼻形成など)】
顔面の中でも特に痛烈なのが、鼻先や鼻柱、唇への注射です。品川美容外科などの大手美容外科クリニックが公開している症例データでも、顔のほくろ除去における麻酔時の痛みは、頬や額に比べて鼻先・口唇周囲が突出して高いとされています。軟骨と皮膚が密着して遊び(皮下組織のゆとり)が極めて少なく、顔面の知覚を司る三叉神経の枝が網の目のように走っているため、針が入った瞬間に反射的に涙が止まらなくなる部位です。

【第4位:口内・硬口蓋(上顎の歯茎の裏側)】
歯科治療での局所麻酔は日常的ですが、部位によって痛みの質が決定的に異なります。頬側の柔らかい歯茎に比べ、上顎の内側(口蓋側)は粘膜が薄く、直下に硬い骨膜と骨が存在します。弾力性ゼロの組織と骨膜の隙間に針を刺し、麻酔液を無理やり流し込むため、「頭蓋骨の芯に響くような圧迫痛」に襲われます。近年の歯科では表面麻酔が普及しているものの、口蓋側の針の進展痛は依然として苦手意識を持つ人が多いポイントです。

【第5位:外陰部・肛門周囲(産婦人科・肛門外科領域)】
会陰切開の縫合や痔核手術、美容婦人科の手術で麻酔を行う領域です。粘膜と皮膚の移行部であり、神経終末が極端に密集しているため、わずかな刺入でも激烈な電気痛が走ります。心理的な羞恥心や恐怖心が自律神経を過剰に刺激し、筋肉を強張らせてしまうことで、さらに物理的な痛覚閾値を下げてしまう悪循環に陥りやすい特徴があります。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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