薬を飲むと急激に太るのはなぜ?副作用のメカニズムと正しい戻し方

薬を飲むと急激に太るのはなぜ?副作用のメカニズムと正しい戻し方とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

SNSやネット掲示板上では、「薬を飲んだら激太りしたから翌日から全部捨てた」「太るくらいなら病気を放置した方がマシ」といった極端な体験談が散見されます。しかし、医療現場の取材や専門医の報告において、自己判断による急激な服薬中止(断薬)は極めて危険な行為と位置づけられています。

抗うつ薬や抗精神病薬を突然中止した場合、急激な血中濃度低下によって「離脱症状(めまい、発汗、頭痛、激しい不安感、電撃痛)」が生じるだけでなく、治療中だったうつ病や双極性障害が急激に悪化し、再燃・重症化するリスクが跳ね上がります。また、ステロイド薬を自己判断で急にやめると、副腎不全を起こして血圧低下や意識障害など命に関わるショック状態に陥る危険性すらあります。

ネット上の情報で注意すべきは、「体重増加の原因がすべて薬にある」と思い込んでしまう認知の歪みです。実際には、病気による活動量の極端な低下、療養中の運動不足、ストレスによる過食習慣が並行して存在しているケースも多く見られます。客観的な生活ログを取らずに薬のみを悪者にして断薬してしまうと、病状の悪化に伴って活動量がさらに落ち、結果としてより深刻な体重増加や生活習慣病を招く悪循環に陥りかねません。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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