顎下のしこりを押すと痛い原因は何科?病気のサインと受診の目安

顎下のしこりを押すと痛い原因は何科?病気のサインと受診の目安についての最新情報をお届けします。

臨床の現場で患者から頻繁に寄せられるのが、「なぜか右側(あるいは左側)だけがピンポイントで腫れて痛む」という訴えです。人間の体は左右対称に見えて、感染の入り口や導管の走行には微細な偏りがあります。

まず、顎下のしこり押すと痛い右側、あるいは顎下のしこり押すと痛い左側といった片側性の異常で最も警戒すべき病理が「顎下腺唾石症(がっかせんだせきしょう)」です。唾液を作り出す顎下腺と、そこから口腔内へ唾液を運ぶ導管(ワルトン管)の中にカルシウムの結晶(結石)が詰まることで発症します。代表的な顎下腺唾石症の症状は以下の通りです。

レモンや梅干しなど酸味のあるものを食べたり、食事を始めたりした瞬間に、詰まった唾液が逃げ場を失って腺組織内に充満し、片側の顎下が急激にボコッと腫れ上がって激痛を放ちます。食後しばらく経つと唾液が徐々に抜けて痛みが和らぐという特徴的なサイクルを繰り返す場合、唾石症の可能性が極めて濃厚です。

一方、片側だけに発症するもう一つの代表格が「急性リンパ節炎」です。このケースでは、患部側の奥歯に進行した虫歯がある、親知らずの周囲に歯冠周囲炎を起こしている、あるいは片側の扁桃腺がひどく腫れているといった局所的な感染源が存在します。顎下リンパ節炎原因の約7割以上は、こうした口腔内や咽頭の細菌感染がリンパ管を伝って波及したものです。初期に片側が腫れ、数日遅れて反対側も腫れてくるケースもメディカルドック等の臨床報告で確認されています。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest