オイル下がりの白煙はなぜ出る?オイル上がりとの違いと修理費用の真相

オイル下がりの白煙はなぜ出る?オイル上がりとの違いと修理費用の真相の真相について、専門知識を基に徹底解説します。

Q1:オイル下がりが発生している車は、車検に絶対に通りませんか?
A1:一概に100%不合格になるとは言えませんが、合格率は極めて低くなります。検査ラインに入る前に暖機運転を徹底して白煙を一時的に抑え込めたとしても、排ガス測定装置(プローブ)で測定されるCO(一酸化炭素)およびHC(炭化水素)の濃度が未燃焼オイルの混入によって基準値を上回れば不合格となります。また、検査員の目視で「著しいばい煙を発生している」と判断された場合も保安基準不適合となります。

Q2:ワコーズの「エンジンパワーシールド」を使えば、オイル下がりは完全に治りますか?
A2:完治(物理的な修復)するわけではありません。あくまで硬化したゴムシールを膨潤させて弾力を一時的に復活させる「延命ケミカル」です。シールの硬化が初期段階であれば数千km〜数万kmにわたり症状が劇的に改善するケースは多々ありますが、ゴムが裂けていたり完全に硬化しきっている場合は効果がありません。また、次回以降のオイル交換ごとに再添加が必要になるケースがほとんどです。

Q3:オイル下がり対策として硬いオイル(高粘度オイル)を入れるデメリットは何ですか?
A3:オイルの粘度を上げる(例:0W-20から10W-40へ変更する)と、隙間からの漏れが減る一方で、エンジンの回転抵抗が増大して燃費が確実に悪化します。さらに、ピストン周辺の油膜が厚くなることでフリクションが増え、アクセルレスポンスの鈍化や、油圧上昇に伴うオイルポンプへの負荷増大などのデメリットが生じます。極端に硬すぎるオイルの使用は避けるべきです。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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