「上は正常」でも危険?最低血圧が高い原因と血管の警告サイン
「上は正常」でも危険?最低血圧が高い原因と血管の警告サインについての最新情報をお届けします。
心臓が縮んで血液を勢いよく送り出すときの「最高血圧(収縮期血圧)」に対し、心臓が次の拍動に備えて広がり、血液が全身を巡っているときの圧力が「最低血圧(拡張期血圧)」だ。この最低血圧を押し上げる最大の要因は、全身に張り巡らされた細い血管の締め付け、すなわち「末梢血管抵抗」の増大にある。
交感神経が過剰に緊張すると、末梢血管がキュッと細く収縮する。ホースの先端をつまむと水圧が一気に跳ね上がる現象と同じだ。循環器内科の臨床現場では、強いストレスに晒されているビジネスパーソンや肥満傾向にある層にこのタイプの血圧上昇が目立つと指摘されている。血液そのものの粘度が高まることも、血管壁への持続的な負荷に拍車をかける。