警視庁と警察庁の違いとは?どっちが偉いのか上下関係と階級の真相
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一般によく問われる「警視庁と警察庁はどっちが偉いのか」という疑問に対する端的な答えは、組織としては警察庁が上です。警察法第19条および第61条に基づき、警察庁は警視庁を含むすべての都道府県警察に対して指導・監督・指示を行う権限を持っています。
しかし、トップ同士の関係性に目を向けると、構造はやや複雑になります。ここで重要になるのが警察庁長官と警視総監の違いです。
警察法上、警察官の階級は「巡査」から始まり最高位は「警視総監」と定められています。つまり、警視総監は階級の最高位であり、定員は日本全国で警視庁トップの1名のみです。
では、警察庁長官の階級は何でしょうか。実は、警察庁長官は階級制度の枠外に位置する特別な国家公務員です。警察法第34条により「警察庁の長は警察庁長官とし、警察官をもつてこれに充てない」と規定されており、階級を持たない最高指揮官として警視総監の上に君臨します。
警察庁と警視庁の上下関係の真相を端的に言えば、「階級制度のトップが警視総監」であり、「警察組織全体の頂点に立つ最高指揮権者が警察庁長官」という二重構造になっています。実務上の指揮命令系統においては、警視総監も警察庁長官の指揮監督を受けます。
待遇面においてもその序列は明確です。警察庁長官の給料年収は、国家公務員の指定職俸給表の最高峰(事務次官と同等の指定職8号俸)が適用され、手当等を含めた年収は約2,300万〜2,900万円規模に達します。警視総監(指定職7号俸相当)もこれに次ぐ極めて高い給与水準ですが、長官が名実ともに警察組織の最高給・最高ポストです。