絢香のバセドウ病は完治した?水嶋ヒロと歩んだ闘病と2026年の現在地

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時計の針を2009年4月3日に戻します。当時21歳の絢香と24歳の水嶋ヒロが開いた緊急記者会見は、列席した報道陣だけでなく日本中に大きな激震を走らせました。交際わずか約半年での電撃入籍というサプライズとともに明かされたのが、絢香が患っていたバセドウ病の病気告白だったからです。

彼女の口から語られた事実は、想像を絶するものでした。デビュー翌年の2007年に甲状腺の異常を告げられ、激しい動悸や倦怠感と闘いながらステージに立ち続けていたといいます。会見時、絢香は苦しい胸の内を次のように明かしました。

「歌うと動悸が激しくなり、自分の思い通りに歌えない日々が続いていました。持病を抱えたまま仕事を続ける限界を感じていたのも事実です」

バセドウ病は、のどぼとけの下にある甲状腺ホルモンが過剰に分泌される自己免疫疾患です。新陳代謝が異常に活発になるため、安静にしていても心拍数が上がり、全力疾走を続けているような負荷が24時間体に掛かり続けます。発汗、手指の震え、息切れ、極度の疲労感が日常的に襲う過酷な病です。

歌唱は全身の筋肉と強靭な心肺機能を酷使する過酷な身体表現です。息を吸い、声を共鳴させ、高音を張り上げるプロセスそのものが、心臓に極度の負担を強いる行為でした。絢香が選択した2009年末のNHK紅白歌合戦を節目とする活動休止の理由は、表現者としてのプライドと、人間としての生命維持を守るための切実な決断にほかなりませんでした。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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