韓国人の包茎手術率はなぜ激減?兵役の噂と歴史の真相を徹底検証

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韓国において割礼文化が定着した根底には、宗教的な理由(ユダヤ教やイスラム教のような教義)や儒教の伝統はありません。むしろ伝統的な儒教観では「身体髪膚これを父母に受く(親からもらった体を傷つけない)」と教えられていたため、元来は身体を切除する発想すら存在しませんでした。

普及の決定的な契機となったのは、1950年代の朝鮮戦争期における米軍の影響です。当時、米軍の軍医によって米国内で一般化していた包皮環切術(サーカムシジョン)の医学概念と公衆衛生理論が韓国軍の医療現場へ持ち込まれました。

さらにそれを国民的習慣へと押し上げたのが、韓国特有の徴兵制度です。韓国の徴兵検査や兵役生活では、数十人が共同生活を送り、集団でシャワーを浴びる過酷な環境に置かれます。過酷な訓練下で衛生を保つ実用的な配慮に加え、軍隊内の強烈な連帯意識の中で「手術をしていないこと=不潔、恥ずかしい、子どもっぽい」という視線に晒されるリスクがありました。

当時の特番インタビューや自著・手記で語られた軍隊経験者の生の告白にも、「入隊前や休暇中に親から無理やり泌尿器科へ連れて行かれた」「部隊の先輩からからかわれないために手術を受けた」という証言が数多く記録されています。軍隊という閉鎖的で同調圧力の強い環境が、手術を事実上の“男の義務”へと仕立て上げたのです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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