なぜ赤羽・丸健水産は連日大行列?名物出汁割りの頼み方と独自ルール徹底解説
なぜ赤羽・丸健水産は連日大行列?名物出汁割りの頼み方と独自ルール徹底解説についての最新情報を徹底解説します。
赤羽の立ち飲み文化を象徴する丸健水産は、もともと半世紀以上の歴史を持つ手作りおでん種・練り物専門店です。店頭の巨大な角型おでん鍋には、自社工場で毎日手作業で仕込まれる練り物や大根、牛すじ、玉子などが所狭しと並び、澄んだ関東風の特製出汁をたっぷりと吸い込んでいます。
なかでも不動の人気を誇るのが「スタミナ揚げ」です。タマネギ、ニンジン、ニラ、ニンニクをごろっと練り込んだ自家製さつま揚げで、パンチの効いた香味とすり身の自然な甘みが口いっぱいに広がります。保存料を極力抑え、魚本来の弾力を引き出した練り物は、一般的なスーパーの練り製品とは一線を画す深いコクを生み出しています。
そして、訪れる呑兵衛たちの最大の目的とも言えるのが、名物の「出汁割り」です。地元・東京都北区唯一の酒蔵である小山酒造(※現在は福島県の蔵元へ製造委託・継承)ゆかりの銘柄「丸カップ」を注文し、お酒を約50ml(カップの底から5分の1程度)残した状態で店員さんに声をかけます。すると、熱々のおでん出汁を並々と注ぎ、仕上げに七味唐辛子をパッと振りかけてくれます。
日本酒のまろやかな甘味と、練り物の旨味が溶け出した熱い出汁、ピリッと引き締める七味の刺激が三位一体となり、身体の芯まで染み渡る極上のスープへと変化します。この唯一無二の味わいこそが、赤羽せんべろの名店として全国から人を惹きつける最大の要因です。