乳脂肪は体に悪い?最新研究が明かす真実とコレステロールの嘘
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乳脂肪のコレステロールへの影響を巡る議論において、最も注目すべきは乳製品摂取によるLDLコレステロールの変化とその「質」にあります。確かに、バターなどの乳脂肪を大量に摂取すると血中総コレステロールやLDL値の数値自体が一時的に上昇するケースが見られます。しかし、詳細な分析によると、増加するのは動脈硬化を引き起こしにくい大型で浮遊性の高い良質なLDL粒子であり、血管内皮に入り込んで酸化を促す「超悪玉(小型高密度LDL)」は増加しにくいことが判明しています。
さらに、牛乳と血管・心疾患に関する最新研究では、乳脂肪球を包む膜構造「乳脂肪球皮膜(MFGM)」に強力な抗炎症作用や脂質代謝改善効果があることが実証されました。これにより、乳脂肪の飽和脂肪酸の危険性として懸念されていた乳脂肪による動脈硬化リスクは、適正範囲の摂取であれば極めて低いと評価されています。