西郷隆盛の本当の顔とは?肖像画の嘘と写真が1枚もない真相
西郷隆盛の本当の顔とは?肖像画の嘘と写真が1枚もない真相に関するポイントを分かりやすくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
西郷隆盛の生前写真が存在しないというミステリーは、数々の都市伝説や誤認報道を生み出す土壌となってきました。
フルベッキ写真の真相と歴史学的な決着
長年ネット上や一部の陰謀論で話題を集めてきたのが、宣教師フルベッキを囲む幕末の侍たちを写した通称「フルベッキ写真」です。「中央にいる大柄な男が西郷隆盛であり、周囲には坂本龍馬や明治天皇、高杉晋作ら維新の志士40名以上が一堂に会している」という説が一時期熱狂的に語られました。しかし、近代写真史や古文書の厳密な調査により、この写真は慶応4年(1868年)に長崎の佐賀藩校「致遠館」の教師と学生たちを撮影した集合写真であることが確定しています。中央の人物も西郷ではなく、佐賀藩士の一人です。
最新AI技術が描き出す「真の西郷隆盛」
近年では、近親者の写真群や西郷家直系子孫の3Dフェイシャルスキャンデータをベースに、深層学習(ディープラーニング)を用いた骨格推定とAI復元が進められています。最新の解析によって浮かび上がった西郷の本来の姿は、キヨッソーネの肖像画よりもやや面長で、彫りの深い薩摩隼人特有の顔立ちでありながら、威圧感よりも温和さと理知的な眼差しが際立つビジュアルであることが示されています。