キングオブコントの覇者ジャルジャル!歴代最多出場と悲願優勝の真実

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優勝を決めた2020年大会で、ジャルジャルが披露したネタはまさに彼らの集大成と呼ぶにふさわしいものでした。ファーストステージで披露したのは、通称ジャルジャル 空き巣 ネタ(タイトル「野分け」)。留守宅に忍び込んだ空き巣と、そこに突然帰宅した家主による心理戦を描いた作品です。

従来のコントであれば「見つかるか見つからないか」のサスペンスに終始するところを、ジャルジャルは「侵入者が独特すぎるルーティンを持つ奇人だった」というズレを提示。家主役のツッコミと絶妙に噛み合わないテンポ、反復によって増幅される狂気が観客の腹筋を直撃しました。このネタはファーストステージ最高得点となる477点を記録し、審査員と会場の空気を一気に掌握します。

続くファイナルステージで投入したのが、名作として名高いジャルジャル 野球部 ネタ(タイトル「哀愁漂うとき」)です。引退を迎えた高校野球部の顧問と、最後までどこかピントのズレた部員によるやり取り。青春の切なさとナンセンスなボケが絶妙なバランスで共存し、静かな笑いから爆発的なウケへとクレッシェンドしていく構成力は圧巻でした。ファイナルでも443点をマークし、合計920点という揺るぎない数字で完全勝利を確定させたのです。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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