宇宙ロマンス詐欺の手口と心理を徹底解剖|なぜ荒唐無稽な嘘に騙されるのか
宇宙ロマンス詐欺の手口と心理を徹底解剖|なぜ荒唐無稽な嘘に騙されるのかを徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
実際に被害に遭った当事者たちの証言や警察の押収資料から、犯行グループがターゲットを精神的に追い詰めていくプロセスが浮き彫りになっています。出会いの場はInstagramやFacebook、マッチングアプリなどが大半ですが、親密さを偽装するために早々に宇宙ロマンス詐欺 LINEやり取りへと誘導するのが典型的な手口です。
詐欺グループから送られてくるメッセージは、映画の脚本のようにロマンチックかつ緊迫感に満ちています。
「地球の青さを見るたびに、あなたの美しい瞳を思い出します。私の任務が終わったら、日本であなたと一緒に静かに暮らしたい」「ISSの通信モジュールは軍事用暗号化回線のため、民間とは自由に通話ができません。でも、私の全財産が入ったNASAの特別口座は、地球に帰還しなければ凍結が解除されないのです」
このように、「通信障害でビデオ通話ができない理由」と「巨額の資産を持ちながら現金を工面できない理由」を、宇宙という特殊な閉鎖空間を盾にして論理的に正当化します。そして、関係性が深まり「恋人」「婚約者」としての親愛が形成されたタイミングで、突如として危機のドラマが演出されます。
「緊急警報が鳴った。宇宙船の生命維持装置にトラブルが起き、酸素を補給するためのカプセル購入費用が必要だ」「お金を振り込んでくれたら、地上管制センターから酸素の供給コードが送られてくる。私の命を救えるのはあなただけだ」
生命の危機を盾に取られた被害者は、冷静な判断力を奪われ、「自分が助けなければ愛する人が宇宙で窒息死してしまう」という強烈な恐怖と使命感に駆り立てられます。一刻を争うパニック状態に陥った被害者は、不審な個人名義の銀行口座や暗号資産(仮想通貨)ウォレットへの送金指示に盲目的に従ってしまうのです。
こうした報道に対し、ネット空間では二極化した反応が見られます。SNS上の宇宙ロマンス詐欺 ネットの反応を検証すると、事件当初は「なぜロケット代や酸素代なんて嘘を信じるのか」「NASAが個人にロケット代を請求するわけがない」といった嘲笑や冷淡なツッコミが多数を占めていました。しかし、事件の詳細や被害者の置かれた孤独な境遇、洗練された心理誘導の手順が明るみに出るにつれ、「独居で話し相手がいない高齢者が、毎日熱烈な愛を囁かれたら盲信してしまうのも無理はない」「笑い事ではなく、人の純粋な善意を弄ぶ卑劣極まりない犯罪だ」という同情や警鐘を鳴らす声へと世論は変化しています。